北京パラリンピック開幕
北京パラリンピック開幕 史上最多１４７カ国・地域参加
パラリンピック開会式を彩った花火＝６日、北京市内・国家体育場開会式で入場する中国選手団北京──身体障害者がスポーツの技を競うパラリンピック北京大会は６日夜、当地の国家体育場（鳥の巣）で開会式を行い、華やかな花火や群衆によるパフォーマンスが祝賀ムードを盛り上げた。中国の胡錦濤国家主席は開会を宣言。来賓として、イランのアフマディネジャド大統領やドイツのケーラー大統領、韓国の李明博大統領など各国首脳が出席した。聖火を点灯したのは、陸上男子３連覇の中国人選手。パラリンピックの競技は７日から１０日間の日程で行われ、史上最多の１４７カ国・地域から４０００人余りの選手が参加。授与されるメダル数は４７２個と、五輪より１７０個多い。中国国営の新華社によると、中国政府は競技会場や空港、公共交通機関、ホテル、病院、観光地などの身障者向け設備の改善に、１億ドルの予算を投じた。中国共産党の機関紙「人民日報」は、パラリンピックを「世界各地の障害者の夢を実現する舞台」と称賛。しかし中国政府は長年、障害者に厳しく対応してきた。今年６月には、身障者スポーツ選手に対応するボランティア向けの英語マニュアルに、身障者が「孤立し社会性がない」などの記述があったことについて、北京五輪組織委員会が謝罪を表明した。
[引用元：CNN Japan]
