偽装事件

偽装事件の原点か魚秀 福岡の類似疑惑にも関係

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000993-san-soci

7月4日23時10分配信産経新聞中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸入販売会社「魚秀(うおひで)」(大阪市)と水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市)は、昨年、別のウナギ産地偽装疑惑にも関係していた。魚秀から別の業者に売られた中国産ウナギが国産として神港魚類に卸された偽装疑惑で、実際の製造者が魚秀であることを隠すため、両社の間に架空会社や2商社を介在させた今回の事件と構図が似ている。魚秀が、これをヒントに今回の偽装を計画した可能性もあり、兵庫、徳島両県警の合同捜査本部は、中谷彰宏社長(44)ら関係者の事情聴取を本格化させる。◆調査逃れ。農林水産省は昨年9月、加工販売会社「ヨーマン福岡」(福岡市)が中国産ウナギを「九州産」「鹿児島産」と偽装表示して販売している疑いが強いとみて、同社を立ち入り調査した。関係者によると、伝票や会計記録上では、魚秀などが中国産ウナギを大量にヨーマンに販売。ヨーマンが昨年1〜9月に、約92トンを1億9000万円で神港魚類に販売したことになっていた。農水省は偽装の実態を調べる方針だったが、立ち入り直後に、ヨーマンが会社を解散。経営者や従業員も行方不明になったため、詳しい事実は分からないまま調査は終了した。農水省は今回の偽装を調査した際に、改めて、魚秀と神港魚類に昨年の疑惑について事情を聴いたが、両社は「ヨーマン福岡の偽装には関与していない」と説明。当時、ヨーマンは魚秀以外の業者からもウナギを仕入れており、偽装の実態や今回の偽装との関係は不明と結論づけた。◆多くの共通点しかし、農水省の関係者は「ヨーマンは数人の従業員が、かば焼きを加工している小規模な会社。自力で大量のウナギを加工、販売できるかは疑問だし、今回の事件とよく似た点が多い」と疑惑の目を向ける。今回の事件では、魚秀はウナギ256トンを直接、神港魚類に販売しながら、伝票、会計記録上は架空会社「一色フード」が小規模な商社にウナギを販売し、さらに別の小規模商社を通じて神港に販売された形になっていた。架空会社こそ登場しないが、両社の間に小さい業者が介在する構図は、昨年の取引と似ている。共通点はそれだけではない。魚秀は神港から偽装ウナギ25トンを買い戻して、自社が製造元の偽装食品であることを隠そうとする「ウナギ・ロンダリング」を行っていたが、昨年の偽装でもやはり魚秀は神港からウナギ54トンを買い戻している。神港の担当者も、今回の偽装と同じ担当課長(40)だった。◆強まる神港関与神港魚類と担当課長は、今回の事件への関与を否定しているが、合同捜査本部は、課長が偽装計画に関与した疑いが強いという見方を強めつつある。魚秀の中谷社長は徳島県警に「福岡営業所長と担当課長が偽装計画について話し合った」と説明した。関係者によると、課長は、農水省立ち入り調査前の6月9日、神港役員から「一色フードは架空の会社の可能性がある。調査してくれ」と指示され、翌日には中谷社長や福岡営業所長らと対応を協議。農水省の調査をどう切り抜けるか話し合うなどしたという。一方、中谷社長は立ち入り調査後に、偽装ウナギを保管していた倉庫会社に対し「(入出庫記録を)架空にしろ」「記録に残すな」と指示。流通段階でも偽装を隠す工作を行おうとしていた可能性が強い。魚秀と神港課長との密接な関係や、次々に発覚する偽装工作などからも、昨年の偽装疑惑へ魚秀、神港側が関与した可能性はぬぐいきれない。

[引用元:[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000993-san-soci:title=Yahoo[産経新聞]]]

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